県庁本庁舎耐震補強(建築その1)工事

建築
県内の有名建築物の一つである県庁本庁舎の耐震補強工事が、当社を含む地元3社JVで施工を行い、平成26年5月末に竣工しました。
この庁舎は、昭和34年に、かの有名な安田臣(たかし)先生の設計によって建てられ、すでに50年を超えています。今回の耐震化により、今後30年以上供用期間が延長でき、市民の安全確保、安全な避難施設としての役割を果たすために、同時に建物の長寿命化、省エネ化も図られています。

施工における特徴としては、
①職員さんが「居ながら」の施工のため、低騒音・低振動の工法、材料の利用
②建物の文化的価値を尊重し、意匠性を考慮した工法を選択
③長寿命化策として外壁の劣化補修・表面保護、ガラスの断熱化対策を工夫
以上を踏まえて、力強くリフレッシュしました。

この庁舎は、有事の際の対応拠点となる建物です。今回の耐震補強工事により、震度7クラスの大地震が発生しても構造体に大きな損傷が生じず、人命の安全確保に加え、業務継続が可能となり、日常の市民サービスもより向上するものと確信しています。
これからも島根の安全を見守り、長く皆様に愛してほしいものです。